2020-10-23
先日、ある健康番組で「歌を歌うのはリラックス効果がある」、と言っていた。歌か、レッスンで「歌うように」とは言うが、歌わせることはないな。
と、ふと思った・・・音楽とは、聴衆は「音を楽しむ」だが、演奏家は「音で楽しませる」だ、とレッスンしているが、生徒は聴衆目線で来ているのかも。
もしそうなら、もっとゆるくてもいいのか。ただ、「演奏会あるある」で、やっているときは楽しいが、後で録音を聞いたらひどい、というのはよくある話。
カラオケ店では、楽しく歌う側と、耳を塞ぐ聴き手側、両方が存在していても、それはそれ。ただ、演奏で音楽を提供する者としは、それはアウト。
キャバレーにいた頃、自分の演奏をテープで聴いて悦に入っていたボーヤ(見習い)がいた。酷い演奏だった、ああはなりたくない、と思ったものだ。
演奏してリラックスするなら、それは大いにけっこう。ただ、それを人に聴かせる、それも金を取って、となると別問題。コロナ禍でその意識が薄れることが一番こわい。
ということで、本日の一言、
『人の吹き見て我が吹き直せ』
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