キャバレーバンドマン川柳
2017-02-06


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今はほとんど見かけなくなった「キャバレーバンドマン」、そんな生き物の日常を川柳で描いてみた・・・。

大物歌手やパッケージショーなどが入ると、念のため(?)リハーサルをやる。早出、しかも手当てなし、では、熱も入らず早く終わりたいのが本音。ということで、
【 リハーサル やるほど悪く なる本番 】

ダンスショーなどで、ものすごく速いテンポの曲があると、リハーサルでの余裕はどこへやら、本番では全員譜面を追うので必死。で、
【 今どこ?と 聞くな俺まで 止まるだろ! 】

ありがちなのは、「こんな譜面、飲んで吹けばイッパツよ」などと酒で誤魔化そうとするバンドマン、しかし、
【 吹けぬなら 飲んでも吹ける わけがない 】

客がバンドのステージ脇に来て、おひねりも出さず「この曲やって」と、リクエストするときがある。そんなとき、
【 はい出来ます 言うのバンマス 吹くの俺 】

しゃあないか、これも客サービスだと、赤本(曲集)などを参考にして演奏するが、客はと言うと・・・
【 リクエスト こたえて吹けば 聴いてない 】

キャバレーバンドでは、休みたければ自腹でトラ(=エキストラ、代理)を頼んで入れなければならない。ということで、どんな急用でも大事な用事でも、バンマス(バンドマスター)に「休みたいんですが」と言うと、
【 ニッコリと トラさえ入れれば OKよ 】

そうなると、バンマスに対しては、ついつい、
【 逆らわず 演奏すれども 従わず 】

そんな抑圧された日々でも、別のバンドからパリヒ(引っ張り=引き抜き)がない限りは、生活防衛のためにじっと我慢するしかない、ということで・・・
【 辞めてやる! 次が決まれば 言ってやる! 】
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