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長らく使った(20数年)バック16にトラブル!あるライブハウスでは、フロントメンバーの一番端っこが定位置だが、そこは店のカウンターテーブルの真ん前。そのカウンターに思いっきりスライドをぶつけてしまった。
そんなことが起きる原因、それはアドリブ中の視線。一般的にアドリブの最中に奏者はどこを見ているのか?ジャズ雑誌などを見ると、譜面でもなく、指先でもなく、客席でもない、しいて言えば虚空を見ている、もしくは目を閉じている、ことが多いようだ。
アドリブを紡ぐ作業は、過去の集大成作業でもあり、元メロデイとバッキング演奏の絡み合いから新しいものを生み出す瞬時作業でもある。虚空を見たり目を閉じたりするのは、その作業に身を置くのに外界から遮断する為の、脳の防衛本能かもしれない。
ということで、スライドの歪みは修理から戻ってきたが、アドリブ中に目を閉じて吹く感覚は戻ってこない(ついチラ見してしまう)。カウンターや、客や、譜面台にスライドが当る、その恐怖感、憂鬱感は、ラッパ吹きやサックス吹きには、分からんだろうなぁ・・・。
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