『教訓:海岸で練習するのはやめよう!』
2022-05-02


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<昔話・金のトロンボーンと銀のトロンボーン>

昔々のことじゃ、正直者のトロンボーン吹きが海岸で練習をしておったら、手が滑ってトロンボーンを海に落としてしもうた。
「なんてこった、明日ライブがあるのに、どうしよう!」

すると、海の中からボコボコボコと泡を立てながら、ゴールドプレートのトロンボーンと、シルバープレートのトロンボーンを持った神様が出て来て言うには、

「お前の落としたトロンボーンは、この金のトロンボーンか、それとも、この銀のトロンボーンか」
「いえ、私の落としたのは、サビだらけのボロボロのトロンボーンです」
「そうか、お前は正直な奴だ、ご褒美に3本ともあげよう」

正直者のトロンボーン吹きは「やった、大儲けだ!」と喜んで、3本のトロンボーンを家に持って帰ったんじゃと。

とろこが金のトロンボーンも、銀のトロンボーンも、自分のボロボロのトロンボーンも、海水に浸かっていたもんじゃから、すぐにメッキが剥がれて、スライドも滑らんようになってしもうた。

そのトロンボーン吹きは、3本のトロンボーンを高山質店で安く売って、改めて極安の中古のトロンボーンを手に入れたということじゃ、メデタシ、メデタシ・・・。

そこで本日の一言、
『教訓:海岸で練習するのはやめよう!』
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