バンドマンの為の国語辞典(つ)
2017-11-13


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つあーこんだくたー【tour conductor】
1)ツアー(旅行)を企画したり、ツアーに同行して参加者の世話をする人、略称ツアコン。
2)年寄りのバンドマンがビータ(旅)先で徘徊して行方不明にならない よう監視する付添人、介護者。

つういん【痛飲】
飲み代でふところが痛く、二日酔いで頭が痛く、ムカムカして胃が痛く、記憶喪失で 心が痛く、どこかで転んで膝が痛く、妻の意見に耳が痛くなるほど、多量に酒を飲むこと。

つうふう【痛風】
尿酸値の上昇により関節などに起こる、激痛を伴う炎症。昔から「肉の食べ過ぎによる金持ち病」と言われていたが、バンドマンにもその症例があることが分かり、貧乏人もかかることが判明した病気。

つうぶる【通ぶる】
「おい、バンドさん、『ミスティ』をやってくれ」「お客さん、今やっているのが『ミスティ』です」

つかずはなれず【付かず離れず】
「どっちつかず」ともいう。自分を主張せず都合のよい方に従うという、バンドマンとして生きていく上での最良の政治判断。

つかみ【掴み】
最初の時間帯で客の心を引き付けること。バンドの場合、1曲目で客を帰らせない魅力的な演奏をすること。ただし、バンドマンは苦し紛れに客の後ろ髪や泣きの急所など掴んでくるので、ライブではあまり前の席に座らない方がよい。

ツキ【付き】
運。ギャンブルで金を稼ぐことを主にしているバンドマンの人生信条。

つぎからつぎへと・・・【次から次へと・・・】
トラブルが続発した時、自分に処理能力が無いことを棚に上げて他人のせいにするときのつぶやき。

つくつくぼうし【つくつく法師】
父のいる筑紫 (つくし)の国を目指して旅に出た姉弟が途中で死んでしまい、蝉になって『筑紫恋しい、 ツクシコイシー』と泣いている」・・・という寂しい民話とは正反対に、夏の終わりにけたたましく鳴く蝉の一種。

つごうしゅぎ【都合主義】
ていねいに「ご都合主義」と言うこともある。何事も自分の都合のよい方向にとらえるという、バンドマンにとって最も分かりやすい自己防衛思想。

つじぎり【辻斬り】
角を曲がったとたん、「ちょっと、今日こそお勘定払ってよ!」と声を掛けてくる飲み屋のママのような人。

つじつまあわせ【辻褄合わせ】
ゲームの一種。場所の設定を自宅、店、ホテル、飲み屋など、人物 の設定を妻、愛人、ホステス、友人などにして、それに時間を絡めて架空のストーリーを作り上げていくという、高度でスリリングな大人向けゲーム。

つっこみ【ツッコミ】
1)漫才で、「ボケ」が言った言葉に反応して、話の内容を盛り上げる役目の人。
2)バンドの場合は、他人の下らない冗談に反応して あげる、広く優しい心の持ち主のこと。

つぼざん【壺算】
釣り銭詐欺の手口の一つ。始めに小さい壺を買い、後から「この壺を下取りし、それとさっきの代金で大きい壺と取替えてくれ」と言いくるめる落語、「壺算」が元。これのどこが詐欺だかわからない人は落語「壺算」を聴きましょう。

つま【妻】
結婚運の悪い夫婦のうち、女の方。

つみほろぼし【罪滅ぼし】
善い行いをすることで過去の罪を帳消しにしようとする行為。曲の初めの方で演奏ミスをした ら、後でどんなに頑張っても取り返しがつかないのと同様、効果のない努力。

つめのあか【爪の垢】
煎じて飲むと薬効があるとされる爪の先に溜まっている老廃物。ただし、医薬品としては認められていない。バンドマンの場合は「爪に火をともす」暮らしをしているので、爪の先は清潔。

つめしょうぎ【詰め将棋】
いろいろな手筋で王様を詰めるという、将棋の遊び方の一種。バンドマンがよく使う 手としては、高飛車、筋違い、成り上がり、高飛び、一本槍、たらし、早逃げ、などがある。 なお、バンドマンの好きな二婦(二歩)は、反則。


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