『鳴く猫と地頭には勝てぬ』
2020-10-24


ほだされる、という言葉を久しぶりに使った。
【絆される・ほだされる】
相手の同情や感情に左右されて自分の意志とは異なった行動をとる、といった意味だが。

ベランダに来るノラ猫に一度エサをやったら、たびたび甘えた声で姿を現すようになった。「シッ、エサはない!」、と追い払っていたが・・・。

「これが最後だぞ」と、ちくわの切れ端をやると、食べずにくわえて姿を消した。ふーん、用心しながら食べるのかな、と思ったら。

いつもと違う声で鳴くので、ベランダの下を見ると、親ノラのそばに、生まれて間もない仔猫が2匹。くわえていったエサを与えていた。

へー、仔猫に与えるために、自分では食べないで持っていく、ということをノラ猫がするのか、と思うと、「しゃーないなぁ」と、つい「ほだされて」エサを。

これをもって「ほだされる」という言葉の用法が完成。もっとも、エサをやるのが自分の意志と異なるかどうかは、わからない。

ということで、本日の一言、
『鳴く猫と地頭には勝てぬ』
[文字]
[ジャズ]

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