『新・キャバレーの妖怪 「首だけラッパ」』
2025-10-04


<キャバレーの怪談・その2>

「あっ!」
という短い叫びが聞こえたと思った瞬間、ラッパ(トランペット奏者)が消えた!・・・・・

ショクナイというのは内職、つまり本業のキャバレー仕事と別の、イベントなどで地方に呼ばれたタレントが緊急に召集するバンド仕事。

そんなイベント会場では、即席のひな壇(ステージ)が組まれる、一番下がサックス、次の段がトロンボーン、そして一番上にトランペット。

その怪奇現象は、ラッパソロのチータ(立ち=スタンドプレー)が終った瞬間に起きた、4人いるはずの奏者が3人しかいない、え!?

と、消えた奏者の首がヌーッとひな壇の後ろから現れた!その首は怨みのこもった声でこうつぶやいた・・・

「危ねー、一番上の段には、イスが落ちんようにストッパーを打ち付けとかんとイカンよ!」

そこで本日のひと言、
『新・キャバレーの妖怪 「首だけラッパ」』

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[ジャズ]

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